BLが好きです。わりといい年の大人です。詳細は「ごあいさつ」記事をご覧ください。
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2026.02.05 Thursday
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川本三郎『マイ・バック・ページ ある60年代の物語』
2011.01.05 Wednesday
全共闘時代に週刊誌の記者だった方の回想録です。この時代を舞台にしたフィクションやノンフィクションに触れるたび、今の時代にはない熱を感じます。
学生運動も安保闘争も本の中の出来事でしかない世代の自分は、この頃について語る年上の方を見ると何だか今の自分が恥ずかしくなるのです。
この本を読んで思ったのは、きっと自分が羞らうように、この時代の若者は戦争する外国の同年代や権力と闘う若者に対して羞らっていたのではないかと言うこと。
この作品の中の著者は25歳~27歳。学生運動ではなく、学生運動を取材する記者として腕章を付けて現場に乗り込みます。この時の気持ちもやはり、必死で闘う学生に混じって安全な場所から取材をしている自分に対して、忸怩たる思い。
「あの時代は良かった」なんて気持ちはこの作品から読みとれません。学生が授業を受けずに暴力を、主義を、主張を振りかざす得体の知れない熱の恐怖です。
ただ、そう言った熱をハタから見た羞かしさ、そして寄り添った後ろめたさを感じました。
印象に残っているのが、川本氏の取材した若者達の中のM君。彼は富裕な大学生だけど大学へは行かず、運動というより放蕩の日々を送っており、お金が無くなると有閑マダムにお小遣いをもらう。何が理想か、革命かという堕落ぶり。これが結局、学生運動の一部でした。もしくは静岡で真剣な高校生。米軍相手に反戦スナックをひらく若者二人。
自分にとっては目新しさと、何かに若さを捧げる羨ましさがありました。
ところがこの本のおそらくメインである筆者が逮捕されるまでが、熱を急激に冷ましていきました。
自分と同じ文学や同じ音楽を好きだったという理由で胡散臭い相手に入れ込んでしまう。そして結局は裏切られてしまう。ジャーナリストの秘匿の義務と倫理の間で揺れ動く筆者の心情は、立場は違えど想像できます。
それ以上に、読んでいる自分自身も気持ちが冷たくなっていきました。
若さって、情熱って何だろう。
今の時代に起こっている社会問題や政治に対する怒りや義憤をどこかにぶつける術を探している人に読んでほしい。
この本の表題は60年代ですが、70年代前半の、熱に浮かされた時代とその終焉まで描かれています。
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好きなニアホモ(てかガチホモ)あれこれ(海外文学篇)
2011.01.03 Monday
ちょっと前に国内篇をやったので海外篇。
しかし海外のものは日本の文学のようににおわせるってことがなく、ホモかホモじゃないのかしかないのです。それからこれは文化の違いなのかと思うんですが、性嗜好と社会性が別物ではないのですね。誰を愛するか、それが異性か同性かをストーリー上の人物の立ち位置と切り離すことが難しい。
だからこうやってとり上げるのも難しいものだったのですが、まあ萌えたから仕方が無い。
・エイダン・チェンバーズ『おれの墓で踊れ』
実際に起きた事件をベースにその当事者二人にあったことがらを作者が想像して書いた作品だそうです。作者はその事件について知った瞬間に二人の間にあったことを悟ったそうですが、作家の想像力というのは腐女子の妄想とは桁外れであることよ、と思います。
内容は手記と回想で綴られていますが、同性愛の問題ではなくて青少年の恋と友情と成長の問題にしているところが、すごくやるせない気分にさせます。敵が社会や大人であれば戦えるけれど、それが想う相手であったり自分自身で、傷つきながら成長していくことが描かれています。
これは読んでから数年経つけど、いまだに思い出すとやるせない。
けど青春の懊悩を忘れない若いうちに読んでおいたほうが良い作品です。
・クリストファー・デイヴィス『ぼくと彼が幸せだった頃』
アメリカのゲイ文学はたいがいみんなこんな感じですよね。フリーセックス→ちょっと特別なパートナー→でも浮気して別れる→フリーセックス→(以下同文) みたいな。
たしかにそういう話なんだけど、一番印象に残っているのが主人公が女友達に言われたセリフ「どうしてカッコイイ男の子ってみんなゲイなんだろう」
このセリフがあまりにも輝いている。
・テリー・ホワイト『真夜中の相棒』
変わり者の青年とかっこよいロクデナシの二人が、軍隊で知り合って退役後もなぜか一緒に暮らしている話。
マックは無心になついてくるジョニーに何度も「おかまじゃないよな?」と確認して一緒にいるのですが、マックの方の意識が徐々に変わっていく。
並行して相棒に並々ならぬ思い入れを持つ警官のサイモンが、その相棒を殺した犯人を追う。実はその犯人というのがマックのダメさが原因で殺し屋にまで身を崩したマックとジョニーの二人なのです。
とにかくマックになついてマックのためなら何でもする、マック以外のことはどうでもいいというジョニーの不自然さ、健気さが痛いです。
・パトリシア・ネル・ウォーレン『フロント・ランナー』
同性愛者であることが命の危機となる時代のアメリカが舞台のお話です。あくまでも陸上の話。だけど登場人物たちが同性愛者であるということを、世間が許さないんですね。アスリートとして努力家で才能もあって好きな人がいてその人が男で好きな相手も男ってだけなのに?なんで?と不思議になるのは、自分が平和なところにいるからだろうか。
二人のやりとりとかは可愛かったりするんですけどね。
だいぶ重いです。
しかし海外のものは日本の文学のようににおわせるってことがなく、ホモかホモじゃないのかしかないのです。それからこれは文化の違いなのかと思うんですが、性嗜好と社会性が別物ではないのですね。誰を愛するか、それが異性か同性かをストーリー上の人物の立ち位置と切り離すことが難しい。
だからこうやってとり上げるのも難しいものだったのですが、まあ萌えたから仕方が無い。
・エイダン・チェンバーズ『おれの墓で踊れ』
実際に起きた事件をベースにその当事者二人にあったことがらを作者が想像して書いた作品だそうです。作者はその事件について知った瞬間に二人の間にあったことを悟ったそうですが、作家の想像力というのは腐女子の妄想とは桁外れであることよ、と思います。
内容は手記と回想で綴られていますが、同性愛の問題ではなくて青少年の恋と友情と成長の問題にしているところが、すごくやるせない気分にさせます。敵が社会や大人であれば戦えるけれど、それが想う相手であったり自分自身で、傷つきながら成長していくことが描かれています。
これは読んでから数年経つけど、いまだに思い出すとやるせない。
けど青春の懊悩を忘れない若いうちに読んでおいたほうが良い作品です。
・クリストファー・デイヴィス『ぼくと彼が幸せだった頃』
アメリカのゲイ文学はたいがいみんなこんな感じですよね。フリーセックス→ちょっと特別なパートナー→でも浮気して別れる→フリーセックス→(以下同文) みたいな。
たしかにそういう話なんだけど、一番印象に残っているのが主人公が女友達に言われたセリフ「どうしてカッコイイ男の子ってみんなゲイなんだろう」
このセリフがあまりにも輝いている。
・テリー・ホワイト『真夜中の相棒』
変わり者の青年とかっこよいロクデナシの二人が、軍隊で知り合って退役後もなぜか一緒に暮らしている話。
マックは無心になついてくるジョニーに何度も「おかまじゃないよな?」と確認して一緒にいるのですが、マックの方の意識が徐々に変わっていく。
並行して相棒に並々ならぬ思い入れを持つ警官のサイモンが、その相棒を殺した犯人を追う。実はその犯人というのがマックのダメさが原因で殺し屋にまで身を崩したマックとジョニーの二人なのです。
とにかくマックになついてマックのためなら何でもする、マック以外のことはどうでもいいというジョニーの不自然さ、健気さが痛いです。
・パトリシア・ネル・ウォーレン『フロント・ランナー』
同性愛者であることが命の危機となる時代のアメリカが舞台のお話です。あくまでも陸上の話。だけど登場人物たちが同性愛者であるということを、世間が許さないんですね。アスリートとして努力家で才能もあって好きな人がいてその人が男で好きな相手も男ってだけなのに?なんで?と不思議になるのは、自分が平和なところにいるからだろうか。
二人のやりとりとかは可愛かったりするんですけどね。
だいぶ重いです。
木原音瀬とわたし
2011.01.02 Sunday
突然ですが、木原音瀬という人気BL作家さんについて書こうと思います。お正月企画です。
最初に述べておくと自分は好きとか嫌いとかの感情をこの作家さんに対して持ってはいません。ただ、作品に対して好きなものとそうでないものがあり、その変遷が極端だったので書き起こしてみたら面白いかなと思ったのです。
ゆるゆるとご覧ください。
そもそも名前を知ったのは三浦しをん氏のエッセイでした。2002年頃だったかな?友人がエッセイを読んでいて「このきはらおとせって作家知ってる?」と聞いてきたのがきっかけです。それによると普通のBL作家が書かないようなニッチな話を書く人らしい、と。
ほとんどの方がそうでしょうが、そもそも名前の読み方がわかりませんでした。
最初に読んだのは「WEED」
当時BLCD界で猛威をふるっていたとある声優さんの主演の原作だったので気になり、手に取りました。前述のエッセイでも面白いと書かれていた作家だったしね。
感想→カップルがくっつく過程は超強引なBL展開なのに仲違いする描写だけ超リアル!こわい!
あーあんまり好みの作家さんではないかなあと思って脱落。既刊を集めるほどには至りませんでした。
そのころ、自分内では山田ユギ(当時は”靫”)が超アツく、既刊を揃え終えて挿絵にも手を伸ばしはじめていました。そしてたまたま買ったのが「情熱の温度」です。
高校生の攻め×中年の冴えない高校教師モノなのですが、冴えないのはいいとしてJKストーキング→キモがられて自殺未遂→攻めに好かれてくっつく
あれ、なんで?なんで攻めはこの受けを好きになってしもたん?
という展開でした。
その後も受けがいじけてすぐ自殺未遂→攻めがショックを受けて宥めるという展開なので、当時ティーンだった自分は「こいつらもう何がしたいんだよ!」と半ギレで読み終えました。
年下攻めが大好物の私でも未だに理解できない作品です。
そして数年後、友人から借りたオススメが「Don't worry mama」
感想→えええなにこれ可愛い。
これは件のエッセイで話題になっていた、受けがデブの話ですね。これでもかというくらいイヤな奴だった受けが無人島で二人きりになったことで次第に攻めになついて外見も可愛くなるという漫画的な展開にキュンキュンしました。
そして併せて借りて読んだ「セカンド・セレナーデ」(自分が読んだのは”full complete version”)の仲違いする描写の不快さにまた引きました。
ここまで来てこの木原音瀬という作家に苦手意識を持っていた。なにせ萌えの打率は3割以下。しかも萌えないのはいいが凹む。とにかく凹む。
ただ普通の場合はその時点で読まなくなるのですが、ここが人気作家だなというところで読んだり読まなかったりが続きます。
ざーっと既読作品について感想を。ちなみにタイトル横に付けた★は凹み度です!BLを読んで凹みたいMな気分のときに参考にしてくださいね!
「箱の中」/「檻の外」★★★★
タイトルの時点で鬱展開が透けて見える本作。痴漢で逮捕された主人公と刑務所の中で知り合った男の恋物語です。
このタイトルとあらすじで察してください。ちなみに挿絵は草間さかえさんです。
「こどもの瞳」★
兄が子供の精神に退行してしまうファンタジー要素のあるお話で可愛かったです。
「NOW HERE」★★★
挿絵の受けがおじいちゃんすぎると話題になっていた記憶があります。イケメン主人公がひたすら受けに甘々に接する展開が結構好きです。受けが本当におじいちゃん(と言っても50代なのですが)なので萌えたら萌えたで謎の罪悪感が自分の中に残りました。
「恋について」★
きれいな木原音瀬。
ただ後輩の仕事の出来なさと責められ方が、自分が責められているような気分でした。
「FRAGILE」★★★★★
自分の中ではドッグフードを受けに食べさせるBLである
「美しいこと」★★★
受けが女装したら美人になって攻めが男と知らずに好きになっちゃう話。可愛いっぽい!
しかし男とわかってからの攻めの態度が酷すぎて、読んでる私も攻めの良かった探しをしてしまうレベル。
いや、いい人なんだけどね。
「薔薇色の人生」
きれいな木原音瀬。
この作品が今まで読んだ中での自分内ベストです。
ダメ男が恋をしてどんどん真面目になっていく様が読んでいて心地よい。
本当の意味でのオススメを挙げるとしたら「薔薇色の人生」一択の自分です。クセが無いと言う意味ではね。逆に凹むような普通とは違ったBLが読みたいというのであれば「箱の中」あたりがオススメ。「FRAGILE」はBL玄人向け。
引きこむ筆力のすごさとそれでもBLであることを忘れないキュンキュンぶりにはさすがとしか言いようが無い作家です。
ただ、自分はふわふわしてキュンキュンなBLが好きなのだよなあと読むたびに思い出す作家さんでもあります。
最初に述べておくと自分は好きとか嫌いとかの感情をこの作家さんに対して持ってはいません。ただ、作品に対して好きなものとそうでないものがあり、その変遷が極端だったので書き起こしてみたら面白いかなと思ったのです。
ゆるゆるとご覧ください。
そもそも名前を知ったのは三浦しをん氏のエッセイでした。2002年頃だったかな?友人がエッセイを読んでいて「このきはらおとせって作家知ってる?」と聞いてきたのがきっかけです。それによると普通のBL作家が書かないようなニッチな話を書く人らしい、と。
ほとんどの方がそうでしょうが、そもそも名前の読み方がわかりませんでした。
最初に読んだのは「WEED」
当時BLCD界で猛威をふるっていたとある声優さんの主演の原作だったので気になり、手に取りました。前述のエッセイでも面白いと書かれていた作家だったしね。
感想→カップルがくっつく過程は超強引なBL展開なのに仲違いする描写だけ超リアル!こわい!
あーあんまり好みの作家さんではないかなあと思って脱落。既刊を集めるほどには至りませんでした。
そのころ、自分内では山田ユギ(当時は”靫”)が超アツく、既刊を揃え終えて挿絵にも手を伸ばしはじめていました。そしてたまたま買ったのが「情熱の温度」です。
高校生の攻め×中年の冴えない高校教師モノなのですが、冴えないのはいいとしてJKストーキング→キモがられて自殺未遂→攻めに好かれてくっつく
あれ、なんで?なんで攻めはこの受けを好きになってしもたん?
という展開でした。
その後も受けがいじけてすぐ自殺未遂→攻めがショックを受けて宥めるという展開なので、当時ティーンだった自分は「こいつらもう何がしたいんだよ!」と半ギレで読み終えました。
年下攻めが大好物の私でも未だに理解できない作品です。
そして数年後、友人から借りたオススメが「Don't worry mama」
感想→えええなにこれ可愛い。
これは件のエッセイで話題になっていた、受けがデブの話ですね。これでもかというくらいイヤな奴だった受けが無人島で二人きりになったことで次第に攻めになついて外見も可愛くなるという漫画的な展開にキュンキュンしました。
そして併せて借りて読んだ「セカンド・セレナーデ」(自分が読んだのは”full complete version”)の仲違いする描写の不快さにまた引きました。
ここまで来てこの木原音瀬という作家に苦手意識を持っていた。なにせ萌えの打率は3割以下。しかも萌えないのはいいが凹む。とにかく凹む。
ただ普通の場合はその時点で読まなくなるのですが、ここが人気作家だなというところで読んだり読まなかったりが続きます。
ざーっと既読作品について感想を。ちなみにタイトル横に付けた★は凹み度です!BLを読んで凹みたいMな気分のときに参考にしてくださいね!
「箱の中」/「檻の外」★★★★
タイトルの時点で鬱展開が透けて見える本作。痴漢で逮捕された主人公と刑務所の中で知り合った男の恋物語です。
このタイトルとあらすじで察してください。ちなみに挿絵は草間さかえさんです。
「こどもの瞳」★
兄が子供の精神に退行してしまうファンタジー要素のあるお話で可愛かったです。
「NOW HERE」★★★
挿絵の受けがおじいちゃんすぎると話題になっていた記憶があります。イケメン主人公がひたすら受けに甘々に接する展開が結構好きです。受けが本当におじいちゃん(と言っても50代なのですが)なので萌えたら萌えたで謎の罪悪感が自分の中に残りました。
「恋について」★
きれいな木原音瀬。
ただ後輩の仕事の出来なさと責められ方が、自分が責められているような気分でした。
「FRAGILE」★★★★★
自分の中ではドッグフードを受けに食べさせるBLである
「美しいこと」★★★
受けが女装したら美人になって攻めが男と知らずに好きになっちゃう話。可愛いっぽい!
しかし男とわかってからの攻めの態度が酷すぎて、読んでる私も攻めの良かった探しをしてしまうレベル。
いや、いい人なんだけどね。
「薔薇色の人生」
きれいな木原音瀬。
この作品が今まで読んだ中での自分内ベストです。
ダメ男が恋をしてどんどん真面目になっていく様が読んでいて心地よい。
本当の意味でのオススメを挙げるとしたら「薔薇色の人生」一択の自分です。クセが無いと言う意味ではね。逆に凹むような普通とは違ったBLが読みたいというのであれば「箱の中」あたりがオススメ。「FRAGILE」はBL玄人向け。
引きこむ筆力のすごさとそれでもBLであることを忘れないキュンキュンぶりにはさすがとしか言いようが無い作家です。
ただ、自分はふわふわしてキュンキュンなBLが好きなのだよなあと読むたびに思い出す作家さんでもあります。
自分的このBLがやばい!
2010.12.31 Friday
2010 本年中はお世話になりました。
ぼちぼちとしか更新しない、ジャンルも定まらないブログですがちょっとずつカウンターはまわっているので、見に来てくださっている方がいらっしゃるのだと思います。ありがとうございます。
なにか年末らしいことをしたいなと思って、「このBLがやばい!2010」の自分的ランキングを作ってみました。 今年の小説トップ3はもう、不動と言うか、期待感と読みごたえと読後感とすべてがお約束通りで素晴らしかったと思います。
それからランキングには入れていないですがディアプラスの新人さんの層の厚さにびっくりしました。これからが楽しみな方がたくさんです。
漫画のほうは、雁須磨子が新刊を二冊も一気に出したことが今年最大の収穫でした。次は何年後かな。
なにはともあれ、今年は2月に『涼宮ハルヒの消失』を観て12月までそれに引きずられたり、年末に冬コミに参戦してみたり、その間BLは読み続けていたり、オタク的にはとても充実した一年だったと思います。
小説篇
1位 五百香ノエル『運命はすべてなるようになる』
2位 榎田尤利『交渉人は嵌められる』/『交渉人は諦めない』
3位 和泉桂『終わりなき夜の果て』
4位 剛しいら『匣男』

5位 砂原糖子『高潔であるということ』
漫画篇
1位 雁須磨子『こめかみひょうひょう』

2位 舘野とお子『変わる世界』

3位 雁須磨子『猫が箱の中』
4位 草間さかえ『地下鉄の犬』

5位 友江ふみ『おうじと』
ぼちぼちとしか更新しない、ジャンルも定まらないブログですがちょっとずつカウンターはまわっているので、見に来てくださっている方がいらっしゃるのだと思います。ありがとうございます。
なにか年末らしいことをしたいなと思って、「このBLがやばい!2010」の自分的ランキングを作ってみました。 今年の小説トップ3はもう、不動と言うか、期待感と読みごたえと読後感とすべてがお約束通りで素晴らしかったと思います。
それからランキングには入れていないですがディアプラスの新人さんの層の厚さにびっくりしました。これからが楽しみな方がたくさんです。
漫画のほうは、雁須磨子が新刊を二冊も一気に出したことが今年最大の収穫でした。次は何年後かな。
なにはともあれ、今年は2月に『涼宮ハルヒの消失』を観て12月までそれに引きずられたり、年末に冬コミに参戦してみたり、その間BLは読み続けていたり、オタク的にはとても充実した一年だったと思います。
小説篇
1位 五百香ノエル『運命はすべてなるようになる』
2位 榎田尤利『交渉人は嵌められる』/『交渉人は諦めない』
3位 和泉桂『終わりなき夜の果て』
4位 剛しいら『匣男』
5位 砂原糖子『高潔であるということ』
漫画篇
1位 雁須磨子『こめかみひょうひょう』
2位 舘野とお子『変わる世界』
3位 雁須磨子『猫が箱の中』
4位 草間さかえ『地下鉄の犬』
5位 友江ふみ『おうじと』
Twitterでしょんぼりした日
2010.12.29 Wednesday
今朝方、糸井重里さんがTwitterでしょうゆ味のコーラについてつぶやいていて、とても興味が湧きました。
さすが言葉を仕事にしている人だなと関心したのが、その味を「みたらし味のコーラ」と。
コーラの新商品にはそこまで興味は無いし変わり種の飲み物にチャレンジするほどの勇気もないですが、みたらし団子好きとしては気にしない訳にはいかない"つぶやき"だったわけです。
自分は糸井さんご本人のつぶやきしか見ていないので想像ですが、それに対してたくさんの@(リプライ、レスポンス)が飛んで来たようでした。糸井さんの反応を見ているとその中に「宣伝じゃないか」という邪推もあったようです。有名な方というのはつぶやき一つでも色んな人の目に触れることで色んな解釈を産んでしまうのだなと感じた出来事でした。
ところで、空気を読む という言葉が慣用句となりつつあります。
たとえば、場が盛り上がっている時に盛り下げないようにする、逆に神妙でなければいけないところではしゃがない、道化になるべきところでかしこぶらない。以前に使われていた表現だと「雰囲気を読む」かな。そういう言葉がとても浸透しています。
自分自身はあまり使わないですが、これって若者の事なかれ主義、右へならえの思考の現れなんじゃないの?と若くない自分は思ったりするわけです。
その言葉を差してどうこう議論するつもりはないし、他の表現だとしっくりこないほど社会に馴染んだ言葉になっているので否定はしません。
ただ、それだけ「空気を読む」ことを意識していながら、なぜ前述の糸井さんへのリプライのように心無い言葉を書きこむ人が多いのだろうと不思議に思います。
今は芸能人や著名人もブログやTwitterをやっていて、少し前までは遠い存在だった人が「今から撮影だよ」とか「今晩は○○を食べました」といったごく日常的なことを綴っています。それを目にすることができるようになり、あまつさえ「どこのお店?」と訊ねたら返答が来たりして、もうそういう人たちとの境目が無いじゃん!という世の中になってきています。
ただ当然反論も多くて、有名人に相手にされて嬉しいのかもしれないけど、それが意見ではなくただの暴言になっている。
よく漫画家や芸能人がそういった心無い書きこみに対して反応をして、さらにムキになって反論する名も無いファンがいて話題にもなっています。
そういう場合に思うのは、空気読めていないよね、です。
その書きこみをしている人には相手の有名人と自分しかいない、いわゆるセカイ系の極限のような状態なのだろうか、なんて考えてしまいます。ただ実際には何千何万のユーザーがそのやり取りを見ているわけで、考えてほしいのはその相手を言い負かすことではなく、何千何万のユーザーの視線です。
基本的にフォローしているのは圧倒的にファンが多いわけで、そのファンの見ている前で対象を否定する、それってものすごい針のむしろに自分から飛び込んでいくのと同じことじゃないの?
それから恐ろしいのは、芸能人に対しての暴言。
たしかに昔から「○○はブスじゃん」とか「演技下手じゃん」などと話をしていたかもしれないけど、今のインターネットはそれを関係者が簡単に見られるようなツールなのに、と恐ろしくなります。
モー娘。時代の辻ちゃんのファンだったから思うことかもしれないけど、子供が1歳になって仕事復帰したら「虐待だ」「旦那の稼ぎが少ないから」と。それ、知り合いに言える言葉ですか?知り合いの知り合いの知り合いくらいの遠い付き合いの人に対してだって、言える言葉ですか?
結婚した芸能人に「すぐ離婚するでしょ」
新しい仕事の決まった有名人に「簡単にそんな仕事が決まって、真面目にやってる人に失礼だ」「どうせ枕営業でしょ」
それは全部、その対象じゃなくて対象のファンに聞かせていい気分になれますか?
なんでもかんでも商品にしてしまった企業が悪いのかもしれないけど、今一度、好きなものに対して言うのでも嫌いのものに対して言うのでも、面と向かって他の人の前で言える言葉か、それを聞いているのが誰かを意識して書きこむようにしてほしいと思います。
しょうゆ味のコーラからふしぎな飲み物の話、こんなコーラがあったらいいなの話が膨らんでいくのを期待した自分は今朝、そういう、有名人への噛み付きを見てしょんぼりとなったのでした。
さすが言葉を仕事にしている人だなと関心したのが、その味を「みたらし味のコーラ」と。
コーラの新商品にはそこまで興味は無いし変わり種の飲み物にチャレンジするほどの勇気もないですが、みたらし団子好きとしては気にしない訳にはいかない"つぶやき"だったわけです。
自分は糸井さんご本人のつぶやきしか見ていないので想像ですが、それに対してたくさんの@(リプライ、レスポンス)が飛んで来たようでした。糸井さんの反応を見ているとその中に「宣伝じゃないか」という邪推もあったようです。有名な方というのはつぶやき一つでも色んな人の目に触れることで色んな解釈を産んでしまうのだなと感じた出来事でした。
ところで、空気を読む という言葉が慣用句となりつつあります。
たとえば、場が盛り上がっている時に盛り下げないようにする、逆に神妙でなければいけないところではしゃがない、道化になるべきところでかしこぶらない。以前に使われていた表現だと「雰囲気を読む」かな。そういう言葉がとても浸透しています。
自分自身はあまり使わないですが、これって若者の事なかれ主義、右へならえの思考の現れなんじゃないの?と若くない自分は思ったりするわけです。
その言葉を差してどうこう議論するつもりはないし、他の表現だとしっくりこないほど社会に馴染んだ言葉になっているので否定はしません。
ただ、それだけ「空気を読む」ことを意識していながら、なぜ前述の糸井さんへのリプライのように心無い言葉を書きこむ人が多いのだろうと不思議に思います。
今は芸能人や著名人もブログやTwitterをやっていて、少し前までは遠い存在だった人が「今から撮影だよ」とか「今晩は○○を食べました」といったごく日常的なことを綴っています。それを目にすることができるようになり、あまつさえ「どこのお店?」と訊ねたら返答が来たりして、もうそういう人たちとの境目が無いじゃん!という世の中になってきています。
ただ当然反論も多くて、有名人に相手にされて嬉しいのかもしれないけど、それが意見ではなくただの暴言になっている。
よく漫画家や芸能人がそういった心無い書きこみに対して反応をして、さらにムキになって反論する名も無いファンがいて話題にもなっています。
そういう場合に思うのは、空気読めていないよね、です。
その書きこみをしている人には相手の有名人と自分しかいない、いわゆるセカイ系の極限のような状態なのだろうか、なんて考えてしまいます。ただ実際には何千何万のユーザーがそのやり取りを見ているわけで、考えてほしいのはその相手を言い負かすことではなく、何千何万のユーザーの視線です。
基本的にフォローしているのは圧倒的にファンが多いわけで、そのファンの見ている前で対象を否定する、それってものすごい針のむしろに自分から飛び込んでいくのと同じことじゃないの?
それから恐ろしいのは、芸能人に対しての暴言。
たしかに昔から「○○はブスじゃん」とか「演技下手じゃん」などと話をしていたかもしれないけど、今のインターネットはそれを関係者が簡単に見られるようなツールなのに、と恐ろしくなります。
モー娘。時代の辻ちゃんのファンだったから思うことかもしれないけど、子供が1歳になって仕事復帰したら「虐待だ」「旦那の稼ぎが少ないから」と。それ、知り合いに言える言葉ですか?知り合いの知り合いの知り合いくらいの遠い付き合いの人に対してだって、言える言葉ですか?
結婚した芸能人に「すぐ離婚するでしょ」
新しい仕事の決まった有名人に「簡単にそんな仕事が決まって、真面目にやってる人に失礼だ」「どうせ枕営業でしょ」
それは全部、その対象じゃなくて対象のファンに聞かせていい気分になれますか?
なんでもかんでも商品にしてしまった企業が悪いのかもしれないけど、今一度、好きなものに対して言うのでも嫌いのものに対して言うのでも、面と向かって他の人の前で言える言葉か、それを聞いているのが誰かを意識して書きこむようにしてほしいと思います。
しょうゆ味のコーラからふしぎな飲み物の話、こんなコーラがあったらいいなの話が膨らんでいくのを期待した自分は今朝、そういう、有名人への噛み付きを見てしょんぼりとなったのでした。